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 なぜ寒いと鼻水が出る?!

非常に寒い時、外で散歩していると思わず鼻水が流れ始まってしまいます。別に風邪を引いている訳でもないのに、ただ寒い場所にいるだけで鼻水が出てしまうのは、一体なぜでしょうか? 科学的に言うと、これには生物学と物理学が同時に作用していると言えます。

 

先ず、生物学的に説明してみましょう。人間の体は体温を常に一定に維持したガリます。ところで、冬場になると外の空気が極めて冷たくなるので、これをそのまま受け入れてしまうと体熱の維持に支障をきたします。なので、外の冷たく乾燥した空気を少しでも体熱に近い状態にするため、鼻の中の血管が拡張して熱い血が鼻腔に集まり、鼻で吸う空気を温める役割をします。ここで浸透圧現象が起こり血漿が血管の中で鼻粘膜組織に拡散することで粘液が出てしまうのです。こうして分泌された粘液の一部が鼻から漏れ出てくると、私たちはそれを鼻水だと呼ぶのです。

 

この時分泌される粘液は、体内に入ってくる乾燥した空気を少しでも湿度を持たせ、鼻の中が乾燥して血管が破裂しないように防ぐ役割空気の異物を捕まえる役割も果たしています。成分的には殆ど水・塩分・白血球・糖タンパク質または炭水化物と結合したタンパク質で構成されています。

また人間が息を吐く時、両側の肺が暖かい空気で満ちるのですが、これを体外に吐き出すろ物理学が登場します。外に吐き出される温かい息の一部は水蒸気であり、この水蒸気が外の冷たい空気に触れると急激な温度変化が起きて水滴に変化してしまいます。温水でシャワーを浴びると鏡に気がこもるように、人間の鼻の先にも水滴ができてしまい、その結果が鼻水なんです!

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