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なぜ同じ気温でも湿度が高いと不愉快なの?!

人々は普通、気温を見てその日の過ごしやすさを計ります。しかしどんどん夏が近づいて来るほど、少しずつ湿度にも目を通し始めます。気温ほどではないですが、湿度も不快指数を決定する非常に重要な要素です。夏の気温がそれほど高くなくても、湿度が高いと実際の気温よりも体感温度がはるかに高かまってしまいますから。だが興味深いことに、気温がそれほど高くなければ多少は湿度が高くても、簡単に暑いと感じないことです。逆に気温が高い場合、湿度は体感温度を上げる元凶になりますけどね。

このバラバラの体感温度の違いは、私たち人間の身体構造によるものです。人体には温度を自動的に調節する機能が搭載されており、体内の温度は約37℃を維持するように設定されています。ただし、人間の体の各細胞たちは1日24時間ずっと働いており、身体代謝活動によって常に余分の熱が発生している状態ですので、基本的に熱を放出したがる傾向があります。もし、周囲の気温が皮膚の温度より低ければ、熱の対流現象でも十分な解決になるでしょう。しかし、外の気温が皮膚の温度である32℃に追いつけば追いつく程、代わりの方法を探さなければなりません。それこそ、ずばり、汗です。私たちの体は皮膚に汗を流し、これを蒸発させて温度を下げます。問題は空気中に湿度が高すぎると、蒸発速度が遅くなってしまうことです。この場合は汗が蒸発し難くくなるので、体熱を下げることに不利になります。人間の体はこの事を本能的にキャッチし、気温が高い時に湿度まで高いと、不愉快さを覚えるように進化したのです。

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