[企業分析] 東武鉄道(Tobu Railway Co., Ltd.)

「東武鉄道(Tobu Railway Co., Ltd.)」は交通・流通・住居・レジャー等を取り扱う、「東武グループ」の核心企業です。日本の関東地方(東京都、埼玉県、千葉県、栃木県、群馬県)を中心に旅客輸送事業を実施しています。全体営業距離は463.3kmで、関東地方の私鉄の中では最も長く、日本全国の私鉄でみても「近畿日本鉄道(Kintetsu Railway Co., Ltd.)」の次に長い水準です。連結従業員数は約20,347名です。

 

1. プロフィール

 

2. 概要および特徴

 

3. 主要事業

 

4. 財務情報

 

 

 

1. プロフィール

 

※単位は100万円、2018年基準

社名	東武鉄道
英文社名	Tobu Railway Co., Ltd.
設立	1897年 11月 1日
本社所在地	〒131-8522 東京都墨田区押上一丁目1番2号
資本金	102,136
連結売上高	617,543
連結営業利益	67,295
連結総資産	1,643,190
連結総資本	469,276
自己資本比率	28.6%
連結従業員数	20,347

 

 

 

 

2. 概要および特徴

 

「東武鉄道」は1895年創業された為、日本の大手私鉄の中では最も古い歴史をもっています。"東武"という名称は、"武蔵国の東部"から由来しています。明治時代に発足された数々の私鉄の中で、今でも存続している会社は、「東武鉄道」と「近江鉄道(Ohmi Railway Co., Ltd.)」 , 「島原鉄道(Shimabara Railroad Co., Ltd.)」の3社だけです。

1920年、「東武鉄道」は「東上本線(Tobu Tojo Main Line)」を合併しました。この合併は、「東武鉄道」の歴史上、唯一の対等合併です。第2次世界大戦中は、陸上交通事業調整法によって、周りの鉄道会社たちを合併しながら、規模をどんどん拡大しました。このような合併によって、終戦直後の「東武鉄道」最全盛期には、合計591.6kmという路線距離を保有していました。

その後、ローカル線の廃止が進行され、JRを除く日本私鉄1位の路線網を持つ「近畿日本鉄道(Kintetsu Railway Co., Ltd.)」と2位の「名古屋鉄道(Nagoya Railroad Co.,Ltd.)」の次になりました。しかし、1990年代後半から「名古屋鉄道」が保有しているローカル線も廃止が進んだ為、2005年からは日本私鉄2位になっています。今現在、「東武鉄道」は東京都、埼玉県、千葉県、栃木県、群馬県に渡り、463.3kmという営業距離を持っています。

「東武鉄道」の路線は、大きく分けて"伊勢崎線(Tobu Isesaki Line )"・"東武スカイツリーライン(TOBU SKYTREE Line)"・"日光線(Nikkō Line)"と "東武野田線(Tobu Noda Line)"を中心とした"東武東上本線(Tobu Tojo Main Line)"と"東武越生線(Tobu Ogose Line)"で構成された"東上線(Tojo Line)"で分けられています。この路線の間は、自社の線路が繋がっていない為、車両の転属は「秩父鉄道(Chichibu Railway Co., Ltd.)」を利用して実施されています。

 

 

 

3. 主要事業

 

■ 運送事業

■ レジャー事業

■ 不動産事業

■ 流通事業

 

 

 

4. 財務情報

 

※単位は100万円、2018年基準

		2016年	2017年	2018年
連結売上高		568,887	569,519	617,543
連結営業利益		68,335	66,645	67,295
連結総資産		1,597,733	1,619,264	1,643,190
連結純資産		442,772	460,582	469,276
売上内訳	運送事業	212,108	211,549	213,611
	レジャー事業	75,120	76,997	76,288
	不動産事業	38,735	36,638	45,152
	流通事業	191,486	189,604	225,077
	その他	51,435	54,730	57,415