[企業分析] 三菱UFJフィナンシャル・グループ(Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc.)

「三菱UFJフィナンシャル・グループ(Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc.)」は日本の金融持株会社であり、「三菱UFJ銀行」、「三菱UFJ信託銀行」、「三菱UFJ証券ホールディングス」、「三菱UFJリース」、「三菱UFJキャピタル」の傘下に入れています。グループ全体でみれば、6兆円を超える巨大な経常受益を得ており、日本銀行業界の絶対強者だと評価されています。日本3大メガバンクである「三菱UFJフィナンシャル・グループ(Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc.)」、「三井住友フィナンシャルグループ(Sumitomo Mitsui Financial Group, Inc.)」、「みずほフィナンシャルグループ(Mizuho Financial Group, Inc.)」の一角でもあります。連結従業員数は約108,153名です。

 

1. プロフィール

 

2. 概要および特徴

 

3. 主要事業

 

4. 財務情報

 

 

 

1. プロフィール

 

※単位は100万円、2018年基準

社名	三菱UFJフィナンシャル・グループ
英文社名	Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc.
設立	2001年4月2日
本社所在地	〒100-8330 東京都千代田区丸の内二丁目7番1号
資本金	2,141,500
連結売上高	6,697,402
連結営業利益	1,348,043
連結総資産	311,138,903
連結総資本	17,261,677
自己資本比率	5.5%
連結従業員数	108,153

 

 

 

 

2. 概要および特徴

 

2001年4月2日付、「東京三菱銀行」、「三菱信託銀行」、「日本信託銀行」の3社が株式移転を実施する事で、「三菱東京ファイナンシャルグループ」が誕生しました。一方、「UFJ銀行(UFJ Bank Limited)」の方は2002年「三和銀行(The Sanwa Bank, Limited)」と「東海銀行(The Tokai Bank, Ltd.)」の合併によって成立されました。やがて2005年10月1日、「三菱東京ファイナンシャルグループ」が「UFJ銀行」を吸収合併し、現在の「三菱UFJフィナンシャル・グループ」に商号を変更しました。

現在、「三菱UFJフィナンシャル・グループは傘下の子会社を通じ、様々な金融事業を実施しています。「三菱UFJ銀行」は伝統的な銀行関連業務を、「三菱UFJ信託銀行」は信託関連業務を、「三菱UFJ証券ホールディングス」は証券関連業務を「三菱UFJリース」は賃貸関連業務を、「三菱UFJキャピタル」では消費者金融事業からベンチャーキャピタルに至るまで取り使い、非常に幅広い金融事業スペクトラムを持っています。

その核心会社である「三菱UFJ銀行」は、三菱系列の各企業を取引先としており、旧東京銀行のネットワークをそのまま持っているため、国際業務においても優位性を持っています。また、265社の系列会社および子会社に、約10万名以上の従業員を保有しています。またアメリカの地方銀行である「Union Bank」やタイの「Ayutthaya Bank」も傘下に入れています。

このように、メガバンクとして総合的な金融サービスを提供していますが、実はこの様なサービスは他のメガバンクにもあるので、差別化はされていないと言われています。但し、売上高や預金口座数、預金額などでは、日本最大の銀行である事は間違いないです。従って、「三菱UFJフィナンシャル・グループ」は独自のサービスでシェアを確保している訳ではなく、「三菱グループ」独特の堅実さで勝負していると評価されています。

 

 

 

3. 主要事業

 

■ 銀行事業

 

 

 

4. 財務情報

 

※単位は100万円、2018年基準

	2016年	2017年	2018年
連結経常受益	5,979,568	6,068,061	6,697,402
連結経常利益	1,360,767	1,462,418	1,348,043
連結総資産	303,297,433	306,937,415	311,138,903
連結純資産	16,658,394	17,295,037	17,261,677