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「大平洋金属(Pacific Metals Co., Ltd.)」は青森県に本社を置いてあり、「日本製鉄(Nippon Steel Corporation)」系列の鉄鋼会社であり、主要事業は鉄とニッケルの合金で、ステンレスの原料となるフェロニッケルです。このフェロニッケル分野においては、世界トップシェアを持っています。また発電事業も実施しています。連結従業員数は約498名です。

 

1. プロフィール

 

2. 概要および特徴

 

3. 主要事業

 

4. 財務情報

 

 

 

1. プロフィール

 

※単位は100万円、2018年基準

社名

大平洋金

英文社名

Pacific Metals Co., Ltd.

設立

1949121

本社所在地

031-8617 青森県八戸市大字河原木字遠山新田5-2

資本金

13,922

連結売上

49,062

連結営業利益

176

連結総資産

71,933

連結総資本

64,439

自己資本比率

89.6%

連結従業員数

498

 

 

 

 

2. 概要および特徴

 

1949年12月、「日本曹達(Nippon Soda)」の鉄鋼部門が独立して設立された「日本鉄鋼株式会社(Japan Iron and Steel)」が、「大平洋金属」の始まりです。1970年には「太平洋ニッケル(Pacific Nikkel)」を吸収合併し、社名を現在の名称に切り替えました。それから海外へと積極的に進出、今でもフィリピンの数々の鉱山会社の株式を所有しています。現在「大平洋金属」は、鉱石の精錬から生産・販売・再活用に至るまでの全ての過程を、事業領域としています。

その中で「大平洋金属」の主力製品であるフェロニッケルは、ステンレスの原料になる物質です。鉄とニッケルの合金であるフェロニッケルは、基本的に電気炉で精錬・製造されます。その精錬過程によってスラグが発生しますが、「太平洋金属」はそのスラグを加工して人口砂なども製造しています。過去にはステンレス鋼そのものも取り扱っていましたが、1999年を起点に事業撤退しました。

2015年の612億円を頂点に、「太平洋金属」の売上は落ち込み気味に入り、営業利益も悪化されている状況です。フェロニッケルの原料となるニッケルの原価が上昇したのが、その原因です。このように「大平洋金属」の売上の97%がフェロニッケル事業に依存している為、会社の実績が原価の変動や為替率に大きく影響されています。

にもかかわらず、2018年時点ではフェロニッケルの値上がりの影響で、やっと黒字を回復しているとの事です。また「大平洋金属」の自己資本比率は2019年時点で89.6%であり、これは非常に高い水準です。売上や営業利益は、市況によってかなり変動していますが、財務状態は優秀である為、会社としては安定的だと評価されています。

 

 

 

3. 主要事業

 

■ フェロニッケル事業
電気炉を活用し、ニッケル鉱石をステンレスの主原料であるフェロニッケルに変える事業です。ニッケル系ステンレス鋼は、耐熱性・耐食性・耐酸性・耐摩耗性などに優れた特性を持っています。

■ スラグ加工品
フェロニッケル精錬工程の副産物である、スラグを加工する事業であり、環境にやさしいリサイクル素材事業です。

■ 廃棄物のリサイクル事業
廃棄物をリサイクル・資源化し、コンクリート製品などを生産しています。

 

 

 

4. 財務情報

 

※単位は100万円、2018年基準

 

2016

2017

2018

連結

38,697

41,210

49,062

連結業利

-3,070

-3,239

176

連結

71,760

70,351

71,933

連結純資産

63,771

62,616

64,439

内訳

日本

12,346

15,155

18,160

韓国

2,166

973

4,507

台湾

13,151

14,883

16,381

中国

7,252

5,819

4,257

インド

3,780

4,378

5,756

 

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