[用語整理] 二足步行

 二足歩行

二足歩行は、陸地などで動物が二本の足で移動することを意味します。

二足歩行をする動物の特徴は、足が非常に長く、腕が四足歩行の動物より比較的短いです。構造上、二足歩行をする場合は、上体にあるすべての体重が下半身にかかります。その為、この負荷を克服すべく、二足歩行の動物は殆ど全てが足の筋肉が非常に発達されています。人間やカンガルーがその代表的な例だと言えるでしょう。また鳥や恐竜のように二足を使用するが、背骨と足の角度がほぼ直角になっている場合は、二足歩行ではありますが直立歩行ではありません。また、すべての鳥が二足歩行できる訳でもなく、飛び回りながら移動する種が多いです。

 

※ダーウィンの進化論的観点
1871年チャールズ・ダーウィンが「人間の由来(The Descent of Man)」を出版した以来、二足歩行はしばらくの間、何の争点にもならなかったです。ダーウィンが主張したように、人々は人類の祖先が木から降りてきて直立歩行をするようになった理由が、気候の変化で熱帯雨林が減少し、広い草原が増えたためだと推測したからです。