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「オムロン(OMRON Corporation)」は京都府に本社を置いており、センサー・制御技術を中心とした産業用制御装備およびシステム・電子部品やヘルスケア製品などを製造しています。独特の開発力が業界で高く評価されており、ライバルの「キーエンス(Keyence Corporation)」と違い、自社製品は基本自社工場にて製造・販売しています。連結従業員数は約36,193名です。
1. プロフィール
2. 概要および特徴
3. 主要事業
4. 財務情報
1. プロフィール
※単位は100万円、2018年基準
社名 |
オムロン |
英文社名 |
OMRON Corporation |
設立 |
1948年5月10日 |
本社所在地 |
〒600-8530 京都府京都市下京区塩小路通堀川東入南不動堂町801 |
資本金 |
64,100 |
連結売上高 |
859,482 |
連結営業利益 |
76,633 |
連結総資産 |
749,878 |
連結総資本 |
506,311 |
自己資本比率 |
67.5% |
連結従業員数 |
36,193 |
2. 概要および特徴
1933年、創業者である立石一真(Tateishi Kazuma)が高精度X線撮影用タイマーを開発した事が、「オムロン」の始まりです。その後の世界初の自動改札機(1967年)や世界初のATM機(1969年)も開発する等、独特の開発力を基に制御機器・電子部品・自動社電装部品・社会インフラ・医療・環境など様々な分野で事業を展開してきました。
「オムロン」の成長戦略を一言で言うと、"ニッチ戦略"です。特に独自技術を活用できるニッチ市場の開拓を続けてきた結果、世界初の無接点近接スイッチの発明等にも繋がり、その結果「オムロン」は産業用自動化機器に強みを持つことができました。一般消費者層からは体温計のような医療機器でよく知られており、家庭用電子血圧計市場では世界トップシェアを持っています。
基本的に日本・アメリカ・オランダ・中国・シンガポール・インド・ブラジルに地域総括本社を設置しており、その中でも最近は中国を中心として、海外展開に積極的に出ています。海外売上比重は、60%を超えています。また生産職が殆どですが。従業員の外国人比率も70%に及んでいる程、グローバル化が進んでいる状態です。
「オムロン」の最大の競合相手は、工場自動化機器の大手「キーエンス」です。典型的な成果主義会社であり、えげつない社風で有名な「キーエンス」とは逆に、「オムロン」は残業や休日出勤が少ない為、働きやすい環境が揃えていると評価されています。また、「キーエンス」の場合、自社製品の製造を子会社に完全に任せていますが、「オムロン」は製造から販売に至るまで、全部自社で実施しています。
3. 主要事業
■ 制御機器事業
センターとコントローラー・駆動機器等、工場自動化の為の最先端の装備を製造しています。
■ 医療事業
家庭用医療機器および健康管理サービス、医療機関向けの検査装置などを生産しています。
■ 社会システム事業
自動改札機・自動販売機・交通管制システムなど、社会インフラを支援する様々な機器・システム・サービスを取り扱っています。
■ 環境関連機器ソリューション事業
エネルギーの蓄積・エネルギー節約関連製品を製造しています。
■ 電子部品事業
リレー・スイッチなど、核心的な電子部品を製造しています。
4. 財務情報
※単位は100万円、2018年基準
|
2016年 |
2017年 |
2018年 |
|
連結売上高 |
794,201 |
859,982 |
859,482 |
|
連結営業利益 |
67,566 |
85,910 |
76,633 |
|
連結総資産 |
697,701 |
744,952 |
749,878 |
|
連結純資産 |
470,757 |
507,386 |
506,311 |
|
売上内訳 |
IAB |
336,227 |
402,864 |
398,252 |
EMC |
142,286 |
162,127 |
154,238 |
|
AEC |
132,562 |
133,186 |
130,873 |
|
SSB |
66,052 |
75,562 |
80,828 |
|
HCB |
101,534 |
108,795 |
115,665 |
|
その他 |
78,586 |
52,226 |
48,853 |
|
調整額 |
-63,046 |
-74,778 |
-69,227 |
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