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「マルハン(Maruhan Corporation)」は京都府と東京都に本社を置いており、パチンコホールの「マルハン」を中心に、ボーリング場・映画館などを運営している相互エンターテインメント企業です。娯楽業界の売上1位であり、年間訪問顧客数は2億名という圧倒的なスケールを持っています。過去、会社として東京証券取引所に上場を準備した事がありましたが、他のパチンコホール企業がジャスダックでの上場を拒否された前例があったため、現時点では上場していない状態です。連結従業員数は約12,230名です。
1. プロフィール
2. 概要および特徴
3. 主要事業
4. 財務情報
1. プロフィール
※単位は100万円、2018年基準
社名 |
マルハン |
英文社名 |
Maruhan Corporation |
設立 |
1957年5月 |
本社所在地 |
〒602-0822 京都府京都市上京区出町今出川上る青龍町231 |
資本金 |
10,000 |
連結売上高 |
1,550,396 |
連結営業利益 |
33,611 |
連結総資産 |
557,903 |
連結総資本 |
290,642 |
自己資本比率 |
52.1% |
連結従業員数 |
12,230 |
2. 概要および特徴
「マルハン」は、創業者である韓昌祐(Han Chang-u)が1972年に設立した会社で、業界で初めてホール方式のパチンコを開店した事で知られています。過去、日本でのパチンコホールは何か汚く、陰惨な雰囲気がありました。しかし、外からでも中が見える明るい雰囲気の"パチンコホール"は、開店早々から人気を博す事になりました。
現在、「マルハン」は徳島県・島根県・沖縄県を除く日本全国に店舗を展開しています。合計317店舗を保有しており、これはパチンコ業界最大規模です。また「マルハン」は創業者一族が経営に携わっている、同族企業でもあります。2009年基準で、売上高2兆円を突破しており、業界2位の「ダイナム」を大きく上回っています。
パチンコ業界は、過去30兆円規模の市場だと呼ばれていた全盛期がありました。しかし、現在はその半分程度まで売上が落ちるようになり、パチンコ店舗数も毎年減少傾向にあります。また、社会的にパチンコに対する目線も悪くなる一方です。テーマパークやゴルフ場などの娯楽施設の場合、市場拡大の余地はある程度ありますが、パチンコの倍位、間違いなく長期的に縮小される見込みです。
なので今の「マルハン」は、レジャー産業にのみ拘らず、金融業にも進出している状態です。日本企業としては初めてカンボジアの商業銀行の「サタパナ銀行(SATHAPANA Bank Plc.)」に出資し、銀行業にも進出しています。2016年4月1日から営業を開始したこの銀行は、現在カンボジア全域に160の拠点を持ち、カンボジア国内シェア2位を確保しています。
3. 主要事業
■ 総合アミューズメント事業
パチンコホール・ボーリング場・映画館などの運営、ビル管理事業、食飲料事業、ゴルフ事業、海外金融事業などを実施しています。
4. 財務情報
※単位は100万円、2018年基準
|
2016年 |
2017年 |
2018年 |
|
連結売上高 |
1,678,820 |
1,550,934 |
1,550,396 |
|
連結営業利益 |
35,327 |
31,611 |
33,611 |
|
連結総資産 |
499,484 |
515,801 |
557,903 |
|
連結純資産 |
261,664 |
274,457 |
290,642 |
|
売上内訳 |
パチンコ事業 |
1,644,170 |
1,515,809 |
1,511,250 |
金融事業 |
12,926 |
15,063 |
17,785 |
|
その他 |
35,887 |
34,940 |
35,835 |
|
調整額 |
-14,164 |
-14,878 |
-14,475 |
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