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「エービーシー・マート(ABC-MART,INC.)」は靴・衣類の小売チェーンを日本全国で展開しています。2019年11月基準、日本国内では1,020店舗・海外では312店舗を保有しています。海外では韓国の店舗が最も多く、過半数以上の258店舗を展開中です。また東京を始めとする首都圏と関西地域に全店舗の60%が集中されている等、商圏が密集されている都市地域に集中的に店舗展開をしている為、繁華街やショッピングセンターでよく見かけます。連結従業員数は約9,306名です。
1. プロフィール
2. 概要および特徴
3. 主要事業
4. 財務情報
1. プロフィール
※単位は100万円、2018年基準
社名 |
エービーシー・マート |
英文社名 |
ABC-MART,INC. |
設立 |
1985年6月6日 |
本社所在地 |
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂一丁目12番1号 |
資本金 |
19,972 |
連結売上高 |
266,703 |
連結営業利益 |
43,929 |
連結総資産 |
296,941 |
連結総資本 |
259,315 |
自己資本比率 |
87.3% |
連結従業員数 |
9,306 |
2. 概要および特徴
1985年、東京の早稲田で、靴及び衣類を輸入販売する商社として、「国際貿易商事」が設立されます。1990年になってからは小売店舗として「ABCマート」가が設立され、その後、組織構造再編を通じて両社が合併し、今の形が作られました。前述の通り、創業当時は輸入商社だったので、世界市場の動向や流行り等の情報を速やかに入手できる為、海外ネットワークの側面では強みを持っています。
しかし、今現在の日本の靴市場は、非常に落ち込んでいる状態です。にもかかわらず、「ABCマート」毎年成長を続けており、靴小売業としては異例的に、利益率20%という成績を出し続けています。その原動力の一つは、SPA方式の導入です。これによって、「ABCマート」は他の小売店より相対的に低価格・高品質の製品を販売できるようになっています。またインターネット通販の在庫を活用し、オフラインストアで在庫がない製品でも、売場受領・試着サービスを提供しています。
1990年代からは「Hawkins」,「VANS」といった海外の人気ブランドの商標権を取得し、自社ブランドとして活用しています。また「Hawkins」,「VANS」を通じると、「Nike」, 「Adidas」のようなナショナルブランドメーカーから商品を安く調達する事ができるため、これがまた「ABCマート」の営業利益率の高さの原因となっています。
なお「Nike」, 「Adidas」からのNB商品の半分が、ABCマート側が企画・提案した別注品・限定品である事も強みです。「Nike」や「Adidas」といった世界的なブランドのレベルでは、把握しにくい日本市場のニーズを「ABCマート」が代わりに把握し、フィードバックする事によって、「ABCマート」は日本市場のトレンドに合わせて商品を調達する事ができます。
3. 主要事業
■ 靴・衣類・雑貨などの小売、靴商品の企画・製造・販売
4. 財務情報
※単位は100万円、2018年基準
|
2016年 |
2017年 |
2018年 |
|
連結売上高 |
238,952 |
254,283 |
266,703 |
|
連結営業利益 |
41,860 |
43,386 |
43,929 |
|
連結総資産 |
253,916 |
279,697 |
296,941 |
|
連結純資産 |
220,080 |
242,507 |
259,315 |
|
売上内訳 |
日本国内 |
180,101 |
187,604 |
192,742 |
海外 |
59,759 |
67,657 |
75,063 |
|
調整額 |
-908 |
-979 |
-1,102 |
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