[企業分析] 西日本旅客鉄道(West Japan Railway Company)

「西日本旅客鉄道(West Japan Railway Company)」は「東日本旅客鉄道(East Japan Railway Company)」,「東海旅客鉄道(Central Japan Railway Company)」と共に、1987年4月1日に「日本国有鉄道(Japanese National Railways)」より鉄道事業を継承した旅客鉄道会社です。通称、"JR西日本"で、英語の略は"JR West"です。売上高的には西日本最大であり、日本No.2です。連結従業員数は約47,842名です。

 

1. プロフィール

 

2. 概要および特徴

 

3. 主要事業

 

4. 財務情報

 

 

 

1. プロフィール

 

※単位は100万円、2018年基準

社名	西日本旅客鉄道
英文社名	West Japan Railway Company
設立	1987年4月1日
本社所在地	〒530-8341 大阪市北区芝田二丁目4番24号
資本金	100,000
連結売上高	1,529,308
連結営業利益	196,946
連結総資産	3,237,596
連結総資本	1,179,861
自己資本比率	36.4%
連結従業員数	47,842

 

 

 

 

2. 概要および特徴

 

日本国内では主に北陸3県、近畿地方、中国地方を中心とする地域鉄道路線を保有しています。総営業距離は5,007.1kmであり、これは日本の鉄道事業社の中で「東日本旅客鉄道」の次に長い水準です。都市間輸送は主に"山陽新幹線"と"北陸新幹線"が担当しており、在来線の特急列車や快速列車がそれをサポートする形で事業を展開しています。

「JR西日本」は受益性の側面では「東日本旅客鉄道」ところか「東海旅客鉄道」にも出し抜かれていますが、売上高では1兆 5,000億円で、西日本最大の鉄道グループであり、日本No.2です。主力事業である鉄道・旅客輸送(バス・船舶)の他にもグループの関係会社を通じ、駅建物を含む大都会圏の商業施設の運営・小売業・飲食業・観光業・不動産開発・ベンチャーキャピタルなどを実施しています。

売上の核心は、日本の第二の経済圏だと呼ばれる京阪神地域の通勤・通学需要です。JRに匹敵するような競合他社が特に存在しなかった首都圏地域と違い、京阪神地域は"私鉄王国"だと呼ばれるほど、多くの私鉄が競争してきた為、「JR西日本」も設立直後から「近畿日本鉄道」、「阪急電鉄」、「阪神電気鉄道」、「山陽電気鉄道」、「南海電気鉄道」、「京阪電気鉄道」などの私鉄たちと激しい競争を続けてきました。

現在は利用状況と受益性を中止する観点で、"山陽新幹線"と"北陸本線"の特急や阪神近郊の路線を中心に設備投資を実施しています。特に、2005年の"福知山線脱線事故"を考え、鉄道事業での安全性向上を中期経営計画目標にしています。「JR西日本」は、「JR東日本」や「JR東海」に比べ、在来線と新幹線の受益バランスがいい方で、特定地域に偏っていない鉄道網を持っていることが強みです。

余談ですが、福岡地域には「JR西日本」と名前が似ている「西日本鉄道株式会社(Nishi-Nippon Railroad Co., Ltd.)」が存在しますが、名前だけ似ている完全別会社です。

 

 

 

3. 主要事業

 

■ 運送業

■ 流通業

■ 不動産業

 

 

 

4. 財務情報

 

※単位は100万円、2018年基準

		2016年	2017年	2018年
連結売上高		1,441,411	1,500,445	1,529,308
連結営業利益		176,392	191,365	196,946
連結総資産		3,007,852	3,072,965	3,237,596
連結純資産		1,032,610	1,116,304	1,179,861
売上内訳	運送業	929,104	950,887	953,913
	流通業	233,908	239,822	245,525
	不動産業	109,590	139,680	148,500
	その他	168,808	170,055	181,368