[企業分析] T&Dホールディングス(T&D Holdings, Inc.)

「T&Dホールディングス(T&D Holdings, Inc.)」は「大同生命保険(Daido Life Insurance Company)」, 「太陽生命保険株式会社(Taiyo Life Insurance Company)」, 「T&Dフィナンシャル生命保険(T&D Financial Life Insurance Company)」を傘下に入れており、生命保険に特化している金融持株会社です。また日本初にペット向け保険を開発した会社でもあります。連結従業員数は約19,489名です。

 

1. プロフィール

 

2. 概要および特徴

 

3. 主要事業

 

4. 財務情報

 

 

 

1. プロフィール

 

※単位は100万円、2018年基準

社名	T&Dホールディングス
英文社名	T&D Holdings, Inc.
設立	2004年4月1日
本社所在地	〒103-6031 東京都中央区日本橋2-7-1
資本金	207,111
連結売上高	2,140,162
連結営業利益	146,949
連結総資産	15,794,711
連結総資本	1,159,588
自己資本比率	7.3%
連結従業員数	19,489

 

 

 

 

2. 概要および特徴

 

「T&Dホールディングス(T&D Holdings, Inc.)」の核心企業である「大同生命保険」は、"加入者中心の堅実経営"という創業精神の基に、生命保険販売を実施しています。実は多くの生命保険会社たちが、個人消費者層をターゲットにしている一方、「大同生命保険」は中小企業の経営者に特化した営業活動を行っており、経営者とその家族を中心としたカスタマイズ製品を主に取り扱っています。基本的にこの事業が、全体売上の90%以上を占めています。

また「T&Dフィナンシャル生命保険」は、主に金融機関や来店型保険をメインにしている生命保険販売会社です。2001年に一回倒産しましたが、その時「T&Dグループ」が再建し、主力生命保険会社として傘下に入れています。また「太陽生命保険株式会社」の方は約120年以上の長い歴史を持っており、営業社員が直接家庭を訪問するビジネスモデルを構築してます。こちらは死亡・医療・介護を中心とした総合生活保証商品を取り扱っています。

ちょっと変わったところは、「ペット&ファミリー損害保険(Pet & Family Insurance Co., Ltd.)」を通じ、日本初のペット向け保険を開発・販売している事です。過去、外資系大手損害保険会社を退職した野川亮輔氏は、ペット向け保険の開発の為に"日本ペットオーナーズクラブ"を創立。1995年から"無認可共済"という形でペット保険の販売を開始ししました。

2003年から金融庁や財務局からの問い合わせが急増した事もあり、"日本ペットオーナーズクラブ"の損害保険会社化を進めた結果、2006年11月に小額短期保険業者として登録を完了。これにて日本初のペット保険専門会社が誕生しました。登録完了から２か月後である2007年1月には「T&Dホールディングス」からの出資を受け、その傘下に入る事になりました。

 

 

 

3. 主要事業

 

■ 太陽生命保険

■ 大東生命保険

■ T&D ファイナンシャル 生命保険

 

 

 

4. 財務情報

 

※単位は100万円、2018年基準

		2016年	2017年	2018年
連結経常受益		1,975,784	1,928,359	2,140,162
連結経常利益		157,227	156,475	146,949
連結総資産		14,891,167	15,262,398	15,794,711
連結純資産		1,096,772	1,153,036	1,159,588
売上内訳	太陽 生命保険	897,955	738,716	917,610
	大東 生命保険	944,431	988,070	1,045,561
	T&D ファイナンシャル 生命保険	155,834	196,492	150,758
	その他	103,336	101,066	92,301
	調整額	-125,773	-95,986	-66,068