[企業分析] MS&ADインシュアランスグループホールディングス(MS&AD Insurance Group, Inc.)

「MS&ADインシュアランスグループホールディングス(MS&AD Insurance Group, Inc.)」は「あいおいニッセイ同和損害保険株式会社(Aioi Nissay Dowa Insurance Co., Ltd.)」 ,「三井住友海上火災保険株式会社(Mitsui Sumitomo Insurance Co., Ltd.)」を傘下に置いている保険持株会社です。「東京海上ホールディングス(Tokio Marine Holdings, Inc.)」、「SOMPOホールディングス(Sompo Holdings, Inc.)」と対等な、メガ損害保険会社です。連結従業員数は約41,295名です。

 

1. プロフィール

 

2. 概要および特徴

 

3. 主要事業

 

4. 財務情報

 

 

 

1. プロフィール

 

※単位は100万円、2018年基準

社名	MS&ADインシュアランスグループホールディングス
英文社名	MS&AD Insurance Group, Inc.
設立	2008年4月1日
本社所在地	〒104-0033 東京都中央区新川2丁目27番2号
資本金	100,000
連結売上高	4,784,436
連結営業利益	290,847
連結総資産	23,132,539
連結総資本	2,778,047
自己資本比率	12.0%
連結従業員数	41,295

 

 

 

 

2. 概要および特徴

 

2010年4月1日、「あいおい損害保険(Aioi Insurance Co.,Ltd.)」,「ニッセイ同和損害保険(Nissay Dowa General Insurance Co., Ltd.,)」,「三井住友海上グループホールディングス(Mitsui Sumitomo Insurance Group Holdings, Incorporated)」の3社が合併し、「MS&ADインシュアランスグループホールディングス」が設立されます。今現在、「MS&ADインシュアランスグループホールディングス」は191社の子会社・31社の系列会社で構成されています。

その核心子会社である「あいおい損害保険」は、生まれつき多数の小規模・中規模の生命保険会社が合併し、結成された為、地域密着型営業に強みを持っています。特に地方の中小企業の経営者向けの"密着型"損害保険営業を実施しています。これは、海外進出に積極的な「三井住友海上火災保険」と異なる部分です。

「三井住友海上火災保険」の方は、東南アジア市場に強みを持っています。2004年から海外進出に励んだ結果、今現在アセアン10ヶ国で元受保険事業を実施している唯一の損害保険会社になりました。また、2017年にはシンガポールの損害保険会社である「First Capital」を買い取る事に成功。これにてアセアン地域内で、合計保険料受益No.1を勝ち取る事ができました。

またイギリスやヨーロッパ市場では「MS Amlin plc」といった海外現地法人と連携し、進出しています。2013年10月からは子会社内での機能別再編が行われ、特に「トヨタ自動車(Toyota Motor Corporation)」や「日本生命保険相互会社(Nippon Life Insurance Company)」との協力関係が強化されました。

 

 

 

3. 主要事業

 

■ 損害保険事業

■ 日本国内 生命保険事業

■ 海外事業

 

 

 

4. 財務情報

 

※単位は100万円、2018年基準

		2016年	2017年	2018年
連結売上高		4,660,556	4,499,255	4,784,436
連結経常利益		352,612	211,548	290,847
連結総資産		21,234,300	22,472,927	23,132,539
連結純資産		2,734,432	2,968,387	2,778,047
売上内訳	日本国内 損害保険	2,708,300	2,754,252	2,779,861
	日本国内 生命保険	1,239,226	1,042,193	1,271,358
	海外事業	695,168	685,130	717,866
	その他	26,006	19,671	18,026
	調整額	-8,146	-1,994	-2,677