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「千代田化工建設(Chiyoda Corporation)」は日本の建設・エンジニアリング会社です。以前は独立傾向が強かったですが、バーブル崩壊後は経営が傾き始め、「三菱グループ」とアメリカの「Kellogg Brown & Root」の支援を受け再建されてからは、三菱グループの一員として扱われています。今は東京証券取引所2部に上場しています。過去には1部に上場していて、日系225にも含まれていましたが、2019年8月1日基準、債務超過によって2部に降ろされ、同時に日系225からも除外されました。連結従業員数は約6,137名です。
1. プロフィール
2. 概要および特徴
3. 主要事業
4. 財務情報
1. プロフィール
※単位は100万円、2018年基準
社名 |
千代田化工建設 |
英文社名 |
Chiyoda Corp. |
設立 |
1948年1月20日 |
本社所在地 |
〒220-8765 神奈川県横浜市西区みなとみらい4-6-2 |
資本金 |
43,396 |
連結売上高 |
341,952 |
連結営業利益 |
(199,795) |
連結総資産 |
352,341 |
連結総資本 |
(59,154) |
自己資本比率 |
-16.8% |
連結従業員数 |
6,137 |
2. 概要および特徴
1948年、「三菱石油(Mitsubishi Oil Co., Ltd.)」の一部として設立され、1957年に「千代田化工建設」は分離・独立しました。1960年代後半、サウディアラビアに精油工場を建設した事が初の海外進出であり、それから全世界40ヵ国以上で事業を展開中です。「千代田化工建設」は現在、カタールのLNG工場、ロシアの東部サハリンなどに大規模の建設プロジェクトを複数実施しています。
「千代田化工建設」は、「日揮(JGC Corporation)」、「東洋エンジニアリング(Toyo Engineering Corporation)」と共に"エンジニアリング3大企業"と呼ばれた事があり、石油精製・石油化学・LNGなどの大規模プラントのEPC(Engineering, Procurement, Construction)を実施しており、日本国内外で多くの実績を持っています。その中で、LNGプラントにおいては48%という圧倒的なシェアを持っています。
しかし、最近のLNGプラント建設市場はあまりいい状況ではありません。世界市場でLNGは供給過剰状態になっており、これは2023年までは持続される見込みです。これは、他社に比べLNGの比重が高い「千代田化工建設」にとっては美味しくない状況です。このような悪条件のせいで、2019年8月1日基準、東京証券取引所2部に降ろされ、日系225からも除外されました。2019年9月10日には三菱の連結子会社になってしまいました。
ただ今回のLNG供給過剰状態はいつか解消される為、長期的にみるとLNG事業そのものは、まだ明るい方です。実際、2019年基準、世界LNG取引量は、2000年に比べ約3倍以上拡大されました。比較的にきれいなエネルギーであるLNGへの需要は、これからもっと増大されると見込まれています。なので三菱も「千代田化工建設」に巨額を投入したと言われています。
3. 主要事業
■ エネルギー分野
■ 石油化学分野
■ 医薬品・精密化学分野
■ 環境保全分野
■ 産業設備分野
4. 財務情報
※単位は100万円、2018年基準
|
2016年 |
2017年 |
2018年 |
|
連結売上高 |
603,745 |
510,873 |
341,952 |
|
連結営業利益 |
15,680 |
-12,330 |
-199,795 |
|
連結総資産 |
461,331 |
420,704 |
352,341 |
|
連結純資産 |
157,125 |
159,418 |
-59,154 |
|
売上内訳 |
エンジニアリング |
600,244 |
507,573 |
338,592 |
その他 |
3,501 |
3,300 |
3,360 |
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