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「東邦亜鉛(Toho Zinc Co., Ltd.)」は亜鉛・鉛・銀の精錬を主に取り扱っている、日本の非鉄金属製造会社です。日本国内での精錬事業のみならず、鉱山開発のような資源事業、電子部品・素材、電気炉で発生する廃棄物や廃電池のリサイクル事業なども実施しています。映像事業やエンターテインメントで有名な「東宝(Toho Co., Ltd.)」とは名前が似ているだけで、何の関係もありません。連結従業員数は約1,089名です。
1. プロフィール
2. 概要および特徴
3. 主要事業
4. 財務情報
1. プロフィール
※単位は100万円、2018年基準
社名 |
東邦亜鉛 |
英文社名 |
Toho Zinc Co., Ltd. |
設立 |
1937年2月27日 |
本社所在地 |
〒100-8207 東京都千代田区丸の内一丁目8番2号 |
資本金 |
14,630 |
連結売上高 |
117,551 |
連結営業利益 |
531 |
連結総資産 |
130,231 |
連結総資本 |
55,501 |
自己資本比率 |
42.6% |
連結従業員数 |
1,089 |
2. 概要および特徴
「東邦亜鉛」の取り扱い製品である亜鉛は、産業に必須的な非鉄金属です。亜鉛から生み出される酸化亜鉛などの化学製品は、ゴム・繊維・電池材料の原料となり、これが自動車や家電・医療など産業の各分野に利用されています。この亜鉛生産量でみると、「東邦亜鉛」は日本3位の規模を持っています。
1937年「日本亜鉛製錬株式会社(Japan Zinc Smelting Co., Ltd.)」という名称で設立された「東邦亜鉛」は、創業当時から鉱山開発から金属精錬までを一貫対応しています。1939年には「日本亜鉛株式会社(Japan Zinc Co., Ltd., )」を買い取り、1941年には現在の「東邦亜鉛株式会社(Toho Zinc Co., Ltd.)」に社名を変更しました。1950年代からは粗鉛の精製,電気鉛,電解鉄の製錬事業も始めました。
1969年からはペルーやイラン地域で鉱山開発に着手し、1990年からは香港と上海にそれぞれ生産・資材調達拠点を設置しました。また同時期、ニッケル・カドミウム電池のリサイクル事業も始めました。2000年からは「昭和電工(Showa Denko K.K.)」より電解鉄事業を引取り、2010年にはオーストラリアの「CBH Resources Ltd.」を完全子会社化するなど、活発な拡張を実施しています。
3. 主要事業
■ 非鉄金属精錬事業
■ 資源事業
■ 環境・リサイクル事業
■ 防音資材事業
■ 電子部品・塗金など
4. 財務情報
※単位は100万円、2018年基準
|
2016年 |
2017年 |
2018年 |
|
連結売上高 |
113,952 |
133,625 |
117,551 |
|
連結営業利益 |
12,766 |
13,102 |
531 |
|
連結総資産 |
129,700 |
137,872 |
130,231 |
|
連結純資産 |
51,979 |
62,380 |
55,501 |
|
売上内訳 |
精錬 |
87,341 |
94,984 |
81,457 |
資源 |
9,128 |
20,173 |
20,544 |
|
電材部材 |
5,906 |
6,190 |
5,861 |
|
環境・リサイクル |
4,536 |
5,394 |
4,703 |
|
その他 |
7,039 |
6,881 |
4,984 |
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