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「ディー・エヌ・エー(Dena Co., Ltd.)」は日本のインターネット関連企業であり、モバイルゲームの開発を主要事業で、その他にSNS運営やEC(電子商取引)サービスも提供しています。その傘下にはプロ野球の「横浜DeNAベイスターズ(Yokohama DeNA BayStars)」、プロバスケットボールでは「川崎ブレイブサンダース(Kawasaki Brave Thunders)」を保有しています。連結従業員数は約2,437名です。
1. プロフィール
2. 概要および特徴
3. 主要事業
4. 財務情報
1. プロフィール
※単位は100万円、2018年基準
社名 |
ディー・エヌ・エー |
英文社名 |
Dena Co., Ltd. |
設立 |
1999年3月4日 |
本社所在地 |
〒150-8510 東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ 21 - 26階 |
資本金 |
10,397 |
連結売上高 |
124,116 |
連結営業利益 |
13,512 |
連結総資産 |
296,460 |
連結総資本 |
256,865 |
自己資本比率 |
86.6% |
連結従業員数 |
2,437 |
2. 概要および特徴
モバイルゲームのプロ野球球団運営で有名な「DeNA」は、1999年3月、南場智子が設立したオークションサイトから始まります。同年11月から"モバオク(携帯電話専用のオークションサイト)"サービスを始めました。2005年に東京証券取引所1部に上場する位、成長しました。
今現在、ゲーム事業・EC事業・スポーツ事業が「DeNA」のメインです。「DeNA」のゲーム事業の場合、過去フィーチャー・フォン時代が全盛期でした。当時、"モバゲータウン"というソーシャルネットワークを中心に大人気を呼びましたが、スマートフォン時代への対応が遅れたため、今のゲーム事業売上は過去に比べ、かなり落ち込んでいる状態です。
その状況を打開するため、2015年3月には「任天堂(Nintendo Co., Ltd.)」と業務・資本提携を始めます。その結果、"スーパーマリオ ラン"や"ファイアーエムブレムヒーローズ"、"どうぶつの森ポケットキャンプ"等の発売によって、「DeNA」のゲーム事業の売上の急落をある程度阻止している状態です。にもかかわらず、「DeNA」の全体売上の約70%がこのゲーム事業に依存しており、事業多角化を通じて安定的な収益源を確保する事が、当面の「DeNA」の宿題だと言えます。
他の事業としては、「DeNA」創業当時からの"モバオク"があります。2004年、サイトオプン当時までも、ガラケーが世界を征服していたため、売上も非常に高かったですが、今が相当落ち込んでいます。また、過去には「DeNAトラベル」という名前で旅行エージェント事業も実施しましたが、選択と集中戦略のため、2018年5月にこの事業を売却しました。
「DeNA」の事業の中で、最も成果がいいのは、以外とスポーツ事業です。「横浜DeNAベイスターズを買い取った当時は、これによって売上を上げる事ではなく、「DeNA」本社のプロモーションの為でした。球団運営をすると、テレビや新聞に毎日名前が出るので、広告費用対効果が高いから始めた事業です。しかし2015年10月に"横浜スタジアム(Yokohama Stadium)"を約100億円で買い取った後からは、入場料や食飲料販売によって、受益性を改善する事ができました。
他にも関係会社である「ペイジェント(Paygent Co.,Ltd.)」を通じて、決済代行サービスも実施しています。この「ペイジェント」は、「三菱UFJフィナンシャル・グループ(Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc.)」と「DeNA」の合資会社として2006年立ち上がりました。当時クレジットカード加盟店を増やそうとした「三菱」が、インターネット関連ノウハウを保有する「DeNA」と協力したシナジー効果を期待し、この合資が現実化されました。
3. 主要事業
■ ゲーム事業
「DeNA」の主力事業であり、2006年からモバイル端末向けのゲームを開発しています。今現在はゲーム・小説・占いなどのエンタテインメントコミュニティの"Mobage"を中心に、自社開発・運営のゲームのみならず、パートナー企業のゲームも提供しています。
■ E Commerce事業
スマートフォンや携帯で、いつでも出品・落札できるオークションサイトの"モバオク"や、三菱グループの連携している決済代行サービスの"ペイジェント"を展開しています。
■ スポーツ事業
2011年12月からプロ野球分野に、2018年7月からはプロバスケットボール分野に進出する事になります。それぞれ「横浜DeNAベイスターズ」、「川崎ブレイブサンダース」を保有・運営しています。
■ 新規事業
今現在、自動車事業(タクシー配車サービス)や健康管理型保険事業、ソーシャルLiveサービスを新規事業として展開しています。
4. 財務情報
※単位は100万円、2018年基準
|
2016年 |
2017年 |
2018年 |
|
連結売上高 |
143,806 |
139,390 |
124,116 |
|
連結営業利益 |
23,178 |
27,503 |
13,512 |
|
連結総資産 |
298,260 |
344,609 |
296,460 |
|
連結純資産 |
236,696 |
271,150 |
256,865 |
|
売上内訳 |
ゲーム事業 |
101,288 |
97,917 |
83,530 |
EC事業 |
18,383 |
15,351 |
11,638 |
|
スポーツ事業 |
13,701 |
16,713 |
17,950 |
|
交通システム事業 |
197 |
|||
ヘルスケア事業 |
2,233 |
|||
新規事業及びその他 |
10,435 |
9,410 |
8,568 |
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