Post
「セブン&アイ・ホールディングス(Seven & I Holdings Co., Ltd.)」は日本最大のコンビニチェーンである「セブン-イレブン・ジャパン(Seven-Eleven Japan Co., Ltd.)」、総合スーパーマーケットの「イトーヨーカ堂(Ito-Yokado Co., Ltd.)」、「そごう・西武百貨店(Sogo & Seibu Co., Ltd.)」を運営する「株式会社そごう・西武(Sogo & Seibu Co., Ltd.)」と都北地方のスーパーマーケットブランド「ヨークベニマル(YORK BENIMARU CO.,LTD.)」を傘下に入れている大手流通持株会社です。「Fortune Global 500」に属している日本企業でもあります。連結従業員数は約25,846名です。
1. プロフィール
2. 概要および特徴
3. 主要事業
4. 財務情報
1. プロフィール
※単位は100万円、2018年基準
社名 |
セブン&アイ・ホールディングス |
英文社名 |
Seven & I Holdings Co., Ltd. |
設立 |
1927年 |
本社所在地 |
〒102-8452 東京都千代田区二番町8番地8 |
資本金 |
50,000 |
連結売上高 |
6,791,215 |
連結営業利益 |
411,596 |
連結総資産 |
5,795,302 |
連結総資本 |
2,672,486 |
自己資本比率 |
46.1% |
連結従業員数 |
25,846 |
2. 概要および特徴
事実上、コンビニ事業を担当している「セブンイレブン」がグループ全体の営業利益の80%占めている等、核心企業はあくまで「セブンイレブン」です。しかし、元々は総合スーパーマーケットである「イトーヨーカ堂」が中心でしたが、子会社である「セブン-イレブン・ジャパン」の圧倒的な業績によって、その座を譲ることになりました。それから「セブンイレブン」の時価総額がやがて持株会社である「イトーヨーカ堂」を超える事になって、やがて2005年9月1日時点で「セブン&アイ・ホールディングス」を設立し、経営統合を実施しました。
実はこの「セブンイレブン」はアメリカ発祥のコンビニエンスストアです。ですが、過去「イトーヨーカ堂」が地域の中小の小売店の反発を抑える戦略として、当時アメリカのセブンイレブンを所有していた「Southland Ice Company」よりライセンスを取得し、1973年11月から日本で事業を開始した事が、歴史の転換点でした。
当時、アメリカの食習慣・商取引習慣をそのまま受け入れず、徹底的な日本現地化を実施したことが、成功のカギでした。おにぎりや弁当をコンビニで販売し、POSシステムを導入、関連業者と提携し独自商品を開発する等、細かい部分まで努力しました。その結果、「セブンイレブンジャパン」はコンビニ王国だと呼ばれる日本だけではなく、世界で最も規模の大きいコンビニチェーンになりました。
このように、日本市場で独自的に成功した「セブンイレブンジャパン」は、やがてライセンスを提供した「Southland Ice Company」を逆に買い取り、子会社化しました。2006年1月31日には、「株式会社ミレニアムリテイリング(Millenium Retailing, Inc.)」を子会社化する事によって、コンビニ&スーパーマーケット&百貨店という、常識を破った日本最大・世界屈指の巨大総合流通企業になれました。
2019年7月11日時点で、沖縄県に初店舗を開設し、日本全国都道府県での店舗展開を完了しました。「セブン&アイ・ホールディングス」はコンビニ事業の絶対強者であり、グループの営業利益の94%がコンビニ事業と金融事業によって生み出されています。一方、元々の主力事業であったスーパーマーケット事業は、最近実績が落ちています。
かつての10年間の売上構成比率をみると、かなり興味深い事実を発見できます。この10年間、海外売上比重が引き続き減少していた事です。実はアメリカでの売上も最近10年間30%ほど増加し、その他の地域も3~4倍くらい急成長を成し遂げている途中ですが、日本国内での売上がそれ以上の速度に急増したため、相対的に海外売上比重が減少してしまったのです。
3. 主要事業
■ コンビニ事業
「セブンイレブンジャパン」を通じてコンビニチェーンを展開中であり、合計19,166店舗を運営しています。
■ 総合スーパー事業
「イトーヨーカ堂」を通じ、総合スーパーマーケット事業を実施しています。
■ 百貨店事業
「そごう・西武」を通じた百貨店事業であり、個人ブランド"リミテッドエディション(Limited Edition)"を始めとする自社ブランド開発事業・インターネット通販サイトによって、競合他社との差別化を図っています。
■ 食品スーパー事業
地域活性化のため、小さい商圏を対象とするスーパーマーケット事業も実施中です。
■ フードサービス事業
「株式会社セブン&アイ Food Systems」を通じ、フードサービス事業も実施中です。
■ 金融サービス
「セブン銀行(Seven Bank, Ltd.)」を通じ、セブンイレブン・イトーヨーカ堂・駅・空港などの様々な場所にATMを設置し、金融サービスを提供しています。また、「セブンフィナンシャルサービス(Seven Financial Service Co.,Ltd.)」を通じ、電子貨幣・クレジットカード・保険リースに関するサービスと展開しています。
4. 財務情報
※単位は100万円、2018年基準
|
2016年 |
2017年 |
2018年 |
|
連結売上高 |
5,835,689 |
6,037,815 |
6,791,215 |
|
連結営業利益 |
364,573 |
391,657 |
411,596 |
|
連結総資産 |
5,508,888 |
5,494,950 |
5,795,302 |
|
連結純資産 |
2,475,806 |
2,575,342 |
2,672,486 |
|
売上内訳 |
日本国内 コンビニ事業 |
899,836 |
927,205 |
954,090 |
海外 コンビニ事業 |
1,658,338 |
1,980,897 |
2,818,899 |
|
スーパーストア事業 |
1,938,093 |
1,891,260 |
1,893,959 |
|
百貨店事業 |
720,199 |
649,353 |
585,011 |
|
金融関係事業 |
164,432 |
166,664 |
177,334 |
|
専門店事業 |
447,210 |
414,287 |
353,967 |
|
その他 |
7,577 |
8,146 |
7,918 |
|
調整額 |
|
|
35 |
'日本企業 I DB' 카테고리의 다른 글
[企業分析] 高島屋(Takashimaya Co., Ltd.) (0) | 2020.09.28 |
---|---|
[企業分析] ファミリーマートホールディングス(FamilyMart Uny Holdings Co., Ltd.) (0) | 2020.09.28 |
[企業分析] 三越伊勢丹ホールディングス(Isetan Mitsukoshi Holdings Ltd.) (0) | 2020.09.28 |
[企業分析] J.フロント リテイリング(J. Front Retailing Co., Ltd.) (0) | 2020.09.28 |
[企業分析] 三菱商事(Mitsubishi Corporation) (0) | 2020.09.28 |