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「日本板硝子(Nippon Sheet Glass Co., Ltd.)」は住友グループに属しており、ガラスおよび土石製品を製造・販売しています。「AGC(Asahi Glass Co., Ltd.)」と肩を並べている、世界的なガラス製造会社であり、太陽電池用ガラスも生産しています。最近は「AGC」に対抗し、「NSG」というブランド名を定着させようとする動きを見せています。「NGC」は現在全世界29ヶ国に製造会社を持ち、130ヵ国に販売網を広げています。連結従業員数は約28,500名です。
1. プロフィール
2. 概要および特徴
3. 主要事業
4. 財務情報
1. プロフィール
※単位は100万円、2018年基準
社名 |
日本板硝子 |
英文社名 |
Nippon Sheet Glass Co., Ltd. |
設立 |
1918年11月22日 |
本社所在地 |
〒541-0041 大阪市中央区北浜4丁目5番33号 |
資本金 |
116,400 |
連結売上高 |
612,789 |
連結営業利益 |
36,855 |
連結総資産 |
761,869 |
連結総資本 |
132,506 |
自己資本比率 |
17.4% |
連結従業員数 |
27,371 |
2. 概要および特徴
「日本板硝子」は1918年創業され、創業当時から建築用・自動車用や高機能ガラス分野において様々なガラス関連製品を取り扱ってきました。ガラス事業的にいうと、売上・マーケットシェアとも日本国内2位の会社です。これまで100年以上の歴史を持っている会社だけあって、断熱ガラス、防火ガラス、防音ガラス、防犯ガラスまで、様々な種類のガラスのラインナップを揃えており、近年には太陽光発電用ガラスの開発にも取り組んでいます。
主力事業は、建築・自動車関連の平面ガラス事業であり、これが年間売上のおよそ90%を占めています。内訳的には、建築用ガラス事業が全体40%であり、自動車用が50%です。その他は高機能ガラス事業に包括されており、この分野は「NGC」独自のガラス製造技術を応用した、言わばニッチ分野です。
例えば、ディスプレイ用薄板ガラス、情報通信装置、ガラス繊維製品など、「NGC」ならではの特別な製品を複数取り扱っています。特別な部分は、薄膜太陽光発電に使われる基板ガラス分野で大きいシェアを勝ち取っている部分です。また、世界初の真空ガラスを始めに、エネルギー節約型ガラスや自動車に使われる紫外線遮蔽率99%のガラスなど、多数の高機能ガラスも「NGC」の製品です。
2006年6月には、イギリスのガラス製造の大手である「Pilkington」を買い取った事をきっかけに、世界各地の生産拠点を通じて、全世界130ヵ国にわたって販売網を広げています。地理的に、グループの売上の42%がヨーロッパ、日本が28%、北米が13%くらいです。日本や米州での売上が非常に高い「AGC」とは、異なる部分です。
3. 主要事業
■ 建築用ガラス事業
■ 自動車用ガラス事業
■ 高機能ガラス事業
4. 財務情報
※単位は100万円、2018年基準
|
2016年 |
2017年 |
2018年 |
|
連結売上高 |
580,795 |
598,897 |
612,789 |
|
連結営業利益 |
29,862 |
35,632 |
36,855 |
|
連結総資産 |
790,192 |
788,592 |
761,869 |
|
連結純資産 |
133,708 |
143,715 |
132,506 |
|
売上内訳 |
建築関係用ガラス |
237,722 |
237,966 |
247,348 |
自動車用ガラス |
296,560 |
311,428 |
314,645 |
|
高機能ガラス |
46,088 |
48,429 |
49,106 |
|
その他 |
425 |
1,074 |
1,690 |
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